平成時代②の続きです。
2010年~2018年には、
- 2011年(平成23年)は、東日本大震災
- 2014年(平成26年)日本人3人がノーベル物理学賞受賞
- 2016年(平成28年)熊本地震
- 2018年(平成30年)平昌オリンピックで日本最多メダル獲得
などの出来事がありました。
「平成」は1989年に始まり、2019年(平成31年)4月30日で終わりました。
現在は「令和」です。
平成の始まりに消費税3%が導入されたよね。
今回は2010年~2018年の8年間で起こったカレーついての出来事を解説します。
2010年金沢カレー
2010年(平成22年)金沢カレーブームが到来します。
金沢カレーとは、石川県金沢市を中心に提供されていたカレーです。
金沢カレーブームの火付け役は「ゴーゴーカレー」です。
2010年にケンミンショーで「金沢カレー」が取り上げられたんやで。
2004年(平成16年)にゴーゴーカレー1号店を新宿に開店後、全国&海外店舗展開します。
実は金沢カレーには、歴史がありました。
1963年(昭和38年)ごろには、すでに現在の金沢カレーの原型で提供されていました。
金沢カレー原型のレシピを最初作ったのは、「チャンピオンカレー」の創業者の田中吉和
(たなか よしかず)さんという方です。
金沢カレーの元祖については諸説あるようです。
田中さんは老舗店など修業を重ね「洋食タナカ」を開業します。
今の金沢カレーの始まりとされるカレーを提供し、人気を博しました。
金沢カレーの定義はこちら↓↓
金沢カレー協会より引用
- ルーは濃厚でドロッとしている
- 付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている
- ステンレス皿に盛られている
- フォークまたは先割れスプーンで食べる
- ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている
キャベツのシャキシャキ感を楽しめたり、カツの他にトッピングが豊富なのも金沢カレーの魅力ですね。
2011年バターチキンカレー
2011年(平成23年)バターチキンカレーブームが到来します。
バターや生クリームを使うことによりコクが深く辛みが少なくマイルド。
そのうえ、クリーミーで幅広い層から人気です。
バターチキンカレーの辛さが苦手な人や子供にも食べやすさからカレーの定番になっています。
バターチキンカレーの発祥はインドです。
1947年創業「モティ・マハル」という店パンジャーブ料理レストランが発祥。
バターチキンカレーのことをヒンディー語で「ムルグ(鶏)・マッカーニ(バター)」と言います。
タンドリーチキンを作った際に、余ったヨーグルトソース(香辛料入り)にバターを入れて作ったのが始まりです。
東京にあるインド料理店でバターチキンカレーを出すようになり、人気になっていきます。
2012年カフェカレー
2012年(平成24年)カフェカレーがブームになります。
カフェのカレーにキーマカレー・バターチキンカレーの他に、
- グリーンカレー
- マッサマンカレー
のタイカレーも加わります。
カフェのおしゃれさとカレーが女性の人気に。
2013年日本カレーパン協会設立
2013年(平成25年)に、日本カレーパン協会設立されます。
日本カレーパン協会の設立目的はカレーパンを通じて地球に住む人々を笑顔にすることです。
主な活動は、2016年(平成28年)からカレーパングランプリを開催しています。
8部門に分けて、一番おいしいカレーパンを決めます。
西日本揚げカレーパン部門 | 東日本揚げカレーパン部門 |
西日本焼きカレーパン部門 | 東日本焼きカレーパン部門 |
チーズカレーパン部門 | キーマカレーパン部門 |
バラエティ部門 (色・形がユニーク 中身の具材が珍しい物) | スポンサー賞 (QBB/SHOWA/日清製粉プレミックス賞) |
その他にもカレーパン検定試験を実施。
この試験に合格すると、カレーパン協会認定カレーパンタジスタになれます。
協会会員として活動でき、カレーパンの関する知識がある証として活用できます。
2016年スリランカカレー
2016年(平成28年)スリランカカレーブームは、大阪から始まりました。
スリランカの正式国名は「スリランカ民主社会主義共和国」です。
スリランカは昔「セイロン」と呼ばれていたんやで。
インドの東南の位置にある島国で、首都はコロンボです。
スリランカカレーの特徴として、さらさら系のカレーです。
ココナッツミルクを使いますが、油を使わないためヘルシー。
カレーに使われる食材は、主に魚介類ですが、肉類や豆類、野菜などもあります。
スリランカでは、仏教を信仰している多いみたいや。
牛肉も食べるんやて。
また「モルディブフィッシュ」という鰹の干し物を使い、日本のかつお節と似ていて旨味が出ます。
インドカレーとスリランカカレーには、カレーに使うスパイスと具材が似ていますが、違いもあります。
スリランカカレーとインドカレーの違いはこちら↓↓
スリランカカレー | 粉末状のスパイスを使い、ココナッツミルクを煮込み香りを出す |
インド カレー | 粒状のホールスパイスを使って、油でスパイスの香りを出す |
インドカレーとスリランカカレーと食べ比べてみてもいいかもしれませんね。
2017年大阪スパイスカレー
2017年(平成29年)に大阪スパイスカレーがブームがきます。
スパイスカレーの発祥は、1992年(平成4年)大阪・アメリカ村にある「カシミール」というお店です。
2000年(平成12年)に入ってからスパイスカレーを出すお店が増えていきます。
大阪スパイスカレーは欧風カレー系(トロトロ)ではなく、インドやスリランカ系のスパイスを使っているため、カレーはさらさら系。
またスパイスカレーに決まったルールもなく、型にはまっていません。
お店独自のスパイス調合されているため、オリジナリティーのあるカレーです。
大阪で爆発的にブームを起こし、さらに東京にもスパイスカレー専門店が登場していきます。
- 2010年(平成22年)金沢カレーブーム
- 2011年(平成23年)バターチキンカレーブーム
- 2012年(平成24年)カフェカレーブーム
- 2013年(平成25年)日本カレーパン協会設立
- 2016年(平成28年)スリランカカレーブーム
- 2017年(平成29年)大阪スパイスカレーがブーム
参考:チャンピオンカレーのHP/金沢カレー協会/ハウス食品のHP/世界のカレー図鑑(本)
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