日本初のカレー粉は大阪生まれ!ハチ食品「蜂カレー」100年超の歩み

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カレーの歴史

いまや日本の国民食となったカレーライス。

そのルーツが、大阪で生まれた「国産初のカレー粉」から始まったことをご存じでしょうか?

明治38年(1905年)、今村弥兵衛が世に送り出したのが「蜂カレー」です。

当時、輸入頼みだったカレー粉を、独自の調合技術で作り上げます。

100年以上前の日本の食卓を変えた、この「大阪生まれ」のカレー。

一体どんな味わいだったのか?

そして、なぜこれほど長く愛され続けているのか?

その歴史の歩みを紐解きつつ、実際に「蜂カレー」を味わい、その魅力に迫ります。

100年以上前の挑戦:ハチ食品「蜂カレー」誕生秘話

鎖国が解かれ、西洋の文化が怒涛のように流れ込んできた明治時代。

日本に登場したカレーはとても魅力的でしたが、その要であるカレー粉は高価な輸入品頼みでした。

そんな中、大阪の地で「なんとか国産化できないか」という強い使命感に燃えた人物がいました。

それが、薬種問屋の店主、今村弥兵衛です。

彼の漢方の知恵と飽くなき探求心が、日本のカレー史の扉を開きました。

国産カレー粉が誕生する前

輸入頼みの「ハイカラな料理」
明治時代、カレーはイギリスから伝来した「西洋料理」の一つで、文明開化を象徴するハイカラな食べ物でした。主に洋食店やホテルのメニューに登場し、一般庶民にはまだ手の届きにくい存在だったのです。

くみん
くみん

「ハイカラ」っちゅうのはな、(High Collar=高級でお洒落)っちゅう意味やねん。ワイシャツの襟(カラー)が高いところから来てる言葉で、当時の「最先端でカッコええ!」っていうニュアンスやな。

外国製の「カレーパウダー」が主流
この当時のカレー作りに使われていたのは、イギリスのC&B社(クロス・アンド・ブラックウェル社)が製造した輸入カレーパウダーがほとんどでした。

くみん
くみん

C&Bっちゅうのは、1706年にイギリスのロンドンで生まれた超・老舗の食品メーカーや。そのころ日本は、江戸時代で五代将軍・徳川綱吉の頃やな。

カレー粉の写真
くみん
くみん

明治時代の日本では、C&Bのカレー粉が「世界標準」として君臨しとってな。「カレー粉と言えばC&B、C&Bと言えばカレー粉」って言われるくらい、絶対的なブランドやったんよ。当時はこれがないと本格的なカレーは作れんって言われたくらいの最高級輸入品や。まさに日本のカレー文化の「お手本」になった存在や。

価格と流通
輸入カレー粉は高価であり、一部の洋食店や富裕層しか手に入れられず、流通も限られていました。料理人たちは、長年使い慣れたC&B社のカレー粉に信頼と味の保証をしており、これ以外の製品を使うことに慎重でした。

スパイス調合は専門外
当時の日本の食文化には、多数のスパイスを一から調合して料理を作る習慣がありません。そのため、国産のカレー粉を製造する技術やノウハウを持つ企業もなく、国産化は手つかずの状態だったのです。

「蜂カレー」誕生秘話:偶然の発見から生まれた日本のカレーの原点

すべては、大阪で薬種問屋を営んでいた今村 弥兵衛が、漢方薬の蔵で感じた“ある香り”から始まりました。

ある日、蔵に入った弥兵衛は、ふと漂ってきた良い匂いに引き寄せられます。

その香りは、当時海外から輸入されていたカレーの匂いにそっくりでした。

匂いの元を探していくと、柳行李(やなぎごうり)という箱の中にウコンや唐辛子といった香辛料が入っていたのです。

引用元:X

この偶然の発見がきっかけとなり、弥兵衛はカレー粉作りに没頭します。

そしてついに、日本初の国産カレー粉を完成させ、商品名に「蜂カレー」と名付けました。

なぜ「蜂カレー」?偶然の出会いが生んだ、奇跡のネーミング

発売された当時、「蜂カレー」という名前を聞くと、

くみん
くみん

カレー粉に蜂が入っているの?

くみん
くみん

はちみつを使った甘口カレー?

と驚かれることがあったそうですが、実は蜂もはちみつも一切使われていません。

この名前には、感動的な誕生秘話が隠されています。

「蜂カレー」は、日本初の国産カレー粉を開発した二代目・今村 弥兵衛によって名付けられました。

当時、弥兵衛は薄暗い蔵の中で、何種類ものスパイスを調合し、カレー粉の試作に没頭していました。

イメージ(キャンバで作成)

試行錯誤を繰り返す中で、ふと顔を上げた弥兵衛の目に飛び込んできたのは、窓に止まっていた一匹の蜂。

ちょうどそのとき、朝日が差し込み、蜂の体が黄金色に輝いて見えました。

その光景があまりにも美しく、感動した弥兵衛は、この輝くカレー粉こそ「蜂カレー」と名付けるべきだと。

この偶然の出会いが、日本のカレーの歴史を動かすことになったのです。

国産品への移行は一筋縄ではいかなかった

日本でカレー粉が作られ始めたのは、明治時代後期のことでした。

1905年(明治38年)、ハチ食品の前身である「大和屋」が、日本で初めて国産カレー粉の製造・販売をスタートさせます。

その約20年後の1923年(大正12年)には、エスビー食品の前身「日賀志屋」もカレー粉市場に参入しました。

しかし、当時の洋食店では、イギリスの「C&B」ブランドのカレー粉が広く使われており、国産品への切り替えはなかなか進みませんでした。

「味が変わってしまうのでは」という不安から、多くの料理人が国産カレー粉を敬遠していたのです。

くみん
くみん

「C&B」ブランドのカレー粉が長年使われとったんやな。国産のカレー粉や言うても、なかなか切り替えられへんって気持ちもわかるわ。

そんな状況が大きく変わるきっかけとなったのが、1931年(昭和6年)に起きたC&Bカレー粉偽装事件でした。

この事件で、逆に国産カレー粉の品質の高さが再評価されることになります。

くみん
くみん

偽装は、ほんまやったらあかんことや。せやけど、C&Bカレー粉の偽装事件で、中身に使われとった国産カレー粉が、高っかい輸入品と変わらんくらい高品質やとわかったんや。

これを機に、日本の食卓に国産カレー粉が普及していくことになりました。

復活の背景:お客様の声に後押しされて

「蜂カレー」は、関西や九州を中心に全国の家庭へと広まっていきましたが、昭和後期に惜しまれながらも販売休止となります。

くみん
くみん

販売休止になった理由は、大手食品メーカーの参入で競争が激しゅうなって、それに伴うて経営が悪うなったことや。

しかし、販売休止から何十年もの時が流れても、ハチ食品には「あの蜂のマークが付いたカレーはどこで買えますか?」というお問い合わせが、途切れることなく寄せられ続けたそうです。

日本で初めて国産カレー粉を開発したという誇り

そして何よりも、

「日本人のカレーの原点である『蜂カレー』を、再び食卓に届けたい」

「本格的な美味しいカレーを召し上がっていただきたい」

という熱い想いが、ハチ食品を動かしました。

そしてついに、その想いは実を結びます。

寄せられた声に応える形で、伝統を受け継ぎながらも現代の味覚に合わせて「蜂カレー」をリニューアルして復活させたのです。

これは、単なる商品の再発売ではありません。

100年を超える歴史と、お客様との絆が紡いだ、まさに運命の再会と言える出来事です。

【実食レポート】ついに念願の「蜂カレー」と対面!運命のコラボ

実は私、これまで「蜂カレー」を一度も食べたことがありません。

そんな中、飛び込んできたのが「ハチ食品」と「レストランHACHI」のコラボレーションという、なんとも胸が熱くなる朗報でした!

くみん
くみん

「レストランHACHI」は、1979年に宮城・名取市で創業。今は仙台を中心に6店舗ある人気の洋食屋や。 自慢の「黄金比率ハンバーグ」や「ナポリタン」は絶品!手作りの味で、家族みんなに愛されとる名店やで。

名前が生んだ「運命の出会い」

以前からお互いの歴史や事業をリスペクトしていた両社。

「名前が他人とは思えない!」という縁から、2025年に代表同士の面会が実現したそうです。

トントン拍子に話が進み、なんと2026年春には共同開発のレトルトソースも発売予定とのこと。

その記念すべき「第一歩」として、レストランHACHIの店内で、ハチ食品伝統の「蜂カレー」が期間限定メニューとして登場しました!

今回いただいたのは「伝統×洋食」の贅沢な一皿

今回使用されているのは、日本初の国産カレー粉を調合した二代目・今村弥兵衛の技を受け継ぐ「蜂カレー ビーフカレー 中辛」。

角切りの国産牛肉に、デミグラスソースや生クリーム、バターを加えたコク深いソース……。

そこにレストランHACHI自慢の具材が合わさるという、まさに「夢の競演」です。

コラボフェアのスケジュール

レストランHACHIでは、3回に分けてこのスペシャルなカレーを楽しめます。

  • 第1弾:ビーフカレー&ハンバーグ
    • 期間:2025年11月1日 〜 12月19日
  • 第2弾:ビーフカレー&海老フライ
    • 期間:2026年1月5日 〜 1月31日
  • 第3弾:ビーフカレー&デミチーズヒレカツ ★今回食べたのはこれ!
    • 期間:2026年2月1日 〜 2月28日
引用元:X(https://x.com/maidohachi

いざ実食!「デミチーズヒレカツ」との相性は?

今回私がいただいたのは、第3弾の「ビーフカレー&デミチーズヒレカツ」。

「こんなコラボはめったにない!」と、今回は自分へのご褒美に奮発して注文しました。

「ビーフカレー&デミチーズヒレカツ」の写真
写真:筆者実食

運ばれてくると、食欲をそそるカレーの香りがふわっと漂います。

でも、スパイスがドカッと主張する感じではなく、どこかホッとする佇まい。

初めて食べるはずなのに、不思議と「昔どこかで食べたような」懐かしさが込み上げてきます。

お味は、フルーティーな甘みが広がる「ものすごく食べやすい甘口」。

「ビーフカレー&デミチーズヒレカツ」の写真
写真:筆者実食

この甘みのバランスが絶妙です。

ついついルーばかりを口に運んでしまい、最後にご飯が取り残されそうになるほど夢中で食べてしまいました(笑)。

デミチーズヒレカツとの相性も抜群で、まさに「ハチ」同士の意地とリスペクトを感じる一皿。

この最高のコラボ、ぜひまた開催してほしい!と切に願うばかりです。

【まとめ】「蜂カレー」は今も生きている:時代を超えて愛される理由

100年以上前の「国産化への挑戦」から生まれたハチ食品の「蜂カレー」。

実際に食べてみて感じたのは、飾り気のない「シンプルだからこそ飽きのこない」、まさに日本の家庭の原点とも言える味わいでした。

輸入に頼っていた時代から、誰もが気軽に楽しめる国民食へとカレーを昇華させたのは、この「蜂カレー」の功績に他なりません。

時代を超えて愛され続ける理由は、その変わらない素朴さと、日本の食文化の礎を築いたという確かな歴史です。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ一度、この日本のカレーの歴史が詰まった味を試してみてください。

きっと、懐かしいけど新しい発見があるはずです!

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