スーパーに行くと、カレー粉、カレールー、カレーフレーク…いろいろあってどれを選べばいいか迷った経験はありませんか?
スーパーの棚に並ぶたくさんの商品を見て、
「一体どれを選べばいいんだろう?」
「どう使い分けるのが正解なの?」
と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、使い分けのポイントを押さえれば、あなたのカレーライフはもっと豊かで楽しいものになります。
この記事では、料理初心者さん向けに、それぞれの違いや特徴、そしてどんな時にどれを選ぶと良いのかを、分かりやすく解説します。
この記事を読めば、もうカレーの材料選びに迷うことはありません。
カレー粉・カレールー・カレーフレークの基本
味の決め手となる市販のカレーは、大きく分けて3つ。
- カレールー
- カレー粉
- カレーフレーク
一見すると似たような役割に思えますが、実はその成分、製法、そして料理における役割は異なります。
ここでは、それぞれの特性を深く掘り下げて解説します。
カレールー
固形状や、瓶に入ったペースト状カレールーは、家庭でカレーを作る際に最も一般的に使われる材料です。


2015年8月頃、meiji「銀座カリー」のシリーズで、液体ルーを発売してたらしいで。具を炒めて、液体ルウを入れて3分でできるんやて。今は売られていないようや。
- 特徴
- 手軽さ: 複数のスパイスが調合されており、さらに小麦粉や油脂、調味料(うまみ、塩分、甘味)があらかじめブレンドされています。そのため、水と具材を加えて煮込むだけで、誰でも簡単においしいカレーが作れます。
- とろみ: 小麦粉と油脂から作られる「ルー(小麦粉をバターや油で炒めたもの)」がベースとなっているため、煮込むことで自然にとろみがつきます。
- 味の安定性: 製品として味が完成しているため、毎回ほぼ同じ味に仕上がります。メーカーや種類によって辛さやコク、風味にバリエーションがあります。
- 手軽さ: 複数のスパイスが調合されており、さらに小麦粉や油脂、調味料(うまみ、塩分、甘味)があらかじめブレンドされています。そのため、水と具材を加えて煮込むだけで、誰でも簡単においしいカレーが作れます。
- 使い方
- 具材を煮込んだ後、火を止めてルーを割り入れて溶かし、再び加熱してとろみをつけるのが一般的な使い方です。
- ブロック状のルーを細かく刻んで、肉や野菜の炒め物、カレー風味のグラタンなど、少量だけ使いたいアレンジレシピにも活用できます。
- 具材を煮込んだ後、火を止めてルーを割り入れて溶かし、再び加熱してとろみをつけるのが一般的な使い方です。
カレー粉
カレー粉は、ターメリックやクミンなど複数のスパイスをブレンドした粉末状の調味料です。

- 特徴
- 純粋なスパイスの香り: 小麦粉や油脂、調味料は含まれておらず、純粋なスパイスの香りが最大の魅力です。
- アレンジの幅広さ: 味付けのベースとなるため、他の調味料(塩、醤油、ケチャップなど)や具材と組み合わせることで、自由自在に味を調整できます。
- カレー以外の料理にも活躍: 炒め物、揚げ物、ドレッシング、スープなど、さまざまな料理に風味付けとして少量加えるだけで、カレー風味を楽しむことができます。
- ヘルシー志向: ルーのように油脂や添加物が含まれていないため、カロリーを抑えたい方にもおすすめです。
- 純粋なスパイスの香り: 小麦粉や油脂、調味料は含まれておらず、純粋なスパイスの香りが最大の魅力です。
- 使い方
- 本格カレーを作る場合は、玉ねぎなどを炒める段階でカレー粉を加え、香りを引き立たせる「スタータースパイス」として使うのが基本です。その後、トマトやヨーグルト、ブイヨンなどで味を調えていきます。
- カレー以外では、鶏肉にカレー粉をまぶして焼く「タンドリーチキン風」や、炒め物の風味付け、カレーチャーハンなどが代表的な使い方です。加熱しなくても使えるので、マヨネーズやドレッシングに混ぜるのもおすすめです。
- 本格カレーを作る場合は、玉ねぎなどを炒める段階でカレー粉を加え、香りを引き立たせる「スタータースパイス」として使うのが基本です。その後、トマトやヨーグルト、ブイヨンなどで味を調えていきます。
カレーフレーク
カレーフレークは、固形ルーを細かく砕いて、フレーク(または顆粒)状にしたものです。

うーん、今までカレーフレークって使ったことないねん。

- 特徴
- 溶けやすさ: 固形ルーに比べて表面積が大きいため、鍋に入れた瞬間に素早く溶けます。ダマになりにくく、調理時間が短縮できます。
- 量の調節が簡単: 必要な分だけサッと使えて計量しやすいため、カレーうどんやカレー鍋など、少量だけ使いたい料理に便利です。
- ルーの基本性能: カレールーと同様に、あらかじめ味付けが完成しており、とろみもつくため、手軽においしいカレーが作れます。
- 溶けやすさ: 固形ルーに比べて表面積が大きいため、鍋に入れた瞬間に素早く溶けます。ダマになりにくく、調理時間が短縮できます。

ほんまカレーフレーク、溶けるのが早かったで。
- 使い方
- 基本的な使い方はカレールーと同じです。煮込みが完了したら火を止め、フレークを加えて溶かすだけです。
- 溶けやすい特徴を生かして、カレー味のチャーハンやピラフなど、具材に直接混ぜ込んで味を付ける料理にも重宝します。
- ジャーマンポテトカレー風味など、固形ルーでは使いづらい少量の料理にも便利です。
- 基本的な使い方はカレールーと同じです。煮込みが完了したら火を止め、フレークを加えて溶かすだけです。
【目的別】カレー粉・カレールー・カレーフレークの使い分け方
「カレールー」「カレー粉」「カレーフレーク」の基本は理解したけれど、「結局、どんな料理にどれが向いているの?」と、具体的な使い分けに悩む方も多いはず。
ご安心ください。
これら3つの材料は、あなたの「作りたい」カレーのイメージに合わせて使い分けるのが正解です。
今回は、それぞれの特性を活かした、目的に合わせた最適な選び方と使い方を詳しく解説します。
「失敗ないカレーを作りたい」なら 「カレールー」
「とにかく手軽に、失敗なく美味しいカレーを作りたい」なら カレールーですね。
- こんな人におすすめ
- 料理初心者の方
- 忙しい平日の夕食など、時間をかけずに作りたい方
- 毎回同じ安定した味を求めている方

- 使い分けのポイント: カレールーの利点は、すでに味が完成していることです。具材を煮込んで溶かすだけで、誰もが「知っている」カレーライスが簡単に完成します。味付けに悩む必要がなく、失敗のリスクがほとんどありません。また、具材のうまみが溶け出し、ルーと一体となることです。複雑なスパイスの調合では出せない、深いコクのある味わいが生まれます。

水の量は大事やで。
本格カレーなら 「カレー粉」
「本格的な香りと味を追求したい」「カレー以外の料理にも使いたい」なら カレー粉が最適です。
- こんな人におすすめ:
- 自分好みの味を追求したい方
- スパイスの香りを存分に楽しみたい方
- カレーだけでなく、様々な料理に風味を加えたい方
- 使い分けのポイント: カレー粉は、小麦粉や油脂が含まれていないため、純粋にスパイスの香りを楽しむことができます。本格的なインドカレーやスパイスカレーを作りたい時に適しています。またカレー粉をベースに、さらにコリアンダーやクミン、ターメリックなどのスパイスを足して、自分だけのオリジナルブレンドを作ることもできます。カレーライスとしてではなく、炒め物や揚げ物の下味、ドレッシング、スープの隠し味など、幅広い料理に活用できるのが最大の魅力です。例えば、鶏肉にカレー粉と塩胡椒をまぶして焼くだけで、タンドリーチキン風が完成します。

本格派に最適やね。
早くカレーを作りたいなら「 カレーフレーク」
「調理時間を短縮したい」「少量だけ手軽に使いたい」なら カレーフレークでしょう。
- こんな人におすすめ:
- サッと短時間でカレーを作りたい方
- カレーうどんやカレー鍋、カレー風味の炒め物など、少量だけ使いたい方
- 鍋の底にくっつきにくく、溶けやすい材料を求めている方
- 使い分けのポイント: カレーフレークは、固形ルーの「溶けにくい」というデメリットを解消した製品です。細かく砕かれているため、鍋に入れた瞬間に素早く溶け、ダマになる心配がほとんどありません。これにより、煮込み時間が短縮でき、手早くカレーを作ることができます。 また、必要な分だけスプーンなどで計量して使えるため、カレーうどんのつゆや、カレーピラフなど、少量だけの味付けに使いたい場合に非常に便利です。固形ルーを包丁で刻む手間が省けるため、キッチンでの作業が格段に楽になります。

こないなポイントさえ押さえとけば、その日の気分や作りたい料理、ほんで時間に合わせて、ええ感じのカレーが選べまっせ。
【まとめ】賢く使い分けて、カレー作りをもっと楽しく!
今回は、カレー作りに欠かせないカレールー、カレー粉、カレーフレークの使い分け方をご紹介しました。
料理初心者さんや、手軽さを求めるなら、味が完成しているカレールーが最適です。短時間で失敗なく、安定したおいしさが楽しめます。
一方、スパイスの香りを追求したり、カレー以外の料理にも活用したい方は、カレー粉がおすすめです。自分好みの味にアレンジする楽しさが味わえます。
そして、調理時間を短縮したい方や、少量だけ使いたい時には、素早く溶けるカレーフレークが便利です。
この3つの材料の特徴を理解すれば、その日の気分や目的に合わせて、最適なカレー作りができるようになります。
ぜひ、あなたにぴったりのカレーを見つけて、料理をもっと楽しんでくださいね。
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